糖尿病でなぜのどが渇くのか?その原因は?

糖尿病になると
なぜのどが渇くのか?

2型糖尿病は初期段階では症状がほとんどなく、気付かないうちにゆっくり進行します。やがて、血糖値が高い状態が続くと、尿が増える、喉の渇きを感じるなどの症状が現れるようになります。糖尿病になると、なぜ喉の渇きを感じるようになるのでしょうか。

血糖値を一定に保つための体の防衛反応

糖尿病は、血糖値が高い状態が慢性化する病気です。血液中の糖濃度が高くなると、糖の濃度を薄めるために体内の水分が奪われてしまいます。通常であれば、水分は腎臓で再吸収されて体内に戻ってきますが、糖は水分と一緒に尿と共に排出されるため、水分の再吸収が十分に行われません。

つまり、糖の量が多い人は、糖を排出するための水分が必要になり、排出する尿量も増えるのです。

尿量が増えると体は水分が足りていないと判断し、喉の渇きを強く感じるようになります。糖尿病だと体内の水分が常に不足しているので、水分をたくさん摂っても喉が渇く状態が続いてしまいます。喉が渇くので水分をたくさん摂り、その結果、トイレの回数も増えるという悪循環も起こるようになります。

どれくらい喉が渇くのか?

健康な人であれば、水分を補給すれば喉の渇きが解消され、尿量も極端に増えることはありません。しかし、糖尿病の人は、血中の糖の濃度を下げるために、体内の水分を大量に奪ってしまうため、どれだけ水分を摂っても喉が渇いた状態が続きます。非常に多くの水分が必要になり、口の中の粘りを感じる人もいます。

大量の水分を摂っても喉が渇くなど、異常な渇きがある場合は糖尿病の疑いが考えられます。

頻尿になった場合、要注意

異常な喉の渇きは糖尿病のサインですが、喉の渇きだけで糖尿病と判断するのは少し乱暴です。例えば、汗をかいたとき、真夏の猛暑日に外で活動しているときなど、喉がとても渇く状況があるからです。

そこで、喉の渇き以外に注目したいのが、尿量です。汗をかいたときの水分補給では、腎臓でろ過された不純物だけが尿として排出されるので、尿量が極端に増えることはありません。

一方、糖尿病の場合は、糖と一緒に水分が排出されるので、尿量が増えてしまいます。

非常に多くの水分を必要とし、尿量が多く、水分を摂っても喉の渇きが続く場合は、糖尿病かもしれません。

糖尿病かも?そう思ったら飲み物を考えよう

血液中の糖の排出で水分が必要になるのなら、水を多く摂れば済む話と思うかもしれません。しかし、単純に水分を摂り過ぎてもトイレの回数が多くなるだけで、腎臓に負担をかけることになるため、水分の摂り過ぎは逆効果です。

水分補給の際には糖分を含まない飲み物であることはもちろんのこと、何を飲むかも大切です。糖尿病が疑われる場合に、おすすめできる飲料は天然水です。天然水には身体全体のバランスを整えるミネラル成分が豊富に含まれるからです。

カルシウムやマグネシウムといったミネラルの他に重要となるのはケイ素(シリカ)です。ケイ素は血管の内皮細胞を構成しているミネラルで、血管の中にできたプラークを分解して排出し、血液の流れをスムーズにする働きがあります。

血液がサラサラの状態になると三大生活習慣病と呼ばれる心疾患、脳卒中、糖尿病の発症を抑えることができます。直接的に糖尿病を治すことはできなくても、発症や他の疾病との合併症リスクを下げることができるのです。

また体内のサビ(酸化)を抑えて過酸化状態を還元する還元水も健康状態を安定させるのに効果的です。還元水は一般的にには水を電気分解して生成されるものですが、天然の還元水も存在します。

長い年月を経て自然から生まれた天然の還元水は還元力だけでなく、身体に必要なミネラル成分が豊富で、人工的に生成されたものより味わいがよく飲みやすいという特徴があります。希少性が高く多くは流通していないですが見つけたら確保しておくとよいでしょう。

また糖尿病によいと謳われている天然水はいくつかありますが、糖尿病に対してしっかりしたエビデンスが確認できるものを選ぶようにします。特にマウスの試験だけでなくヒトに対する臨床試験で効果が明らかになっているかがポイントです。

天然水はその名の通り自然の産物で加工されていない分、含まれるミネラル成分にバラツキが見られます。したがって天然水というだけですぐに飛びつくのではなく、どれだけ糖尿病の改善に役立つ成分が含まれているかチェックすることが重要です。

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